仲介手数料0円!宅建士が自宅マンションを囲い込みで売ってみた話 - 真っ直ぐ不動産|DreamBase株式会社真っ直ぐ不動産|DreamBase株式会社

仲介手数料0円!宅建士が自宅マンションを囲い込みで売ってみた話

売却大成功事例#07|0円売却プラン|宅建士が自宅の大規模マンションを囲い込み&手数料無料で売ってみた結果を紹介するアイキャッチ画像

ゆめ部長の自宅、「0円売却プラン」で無事に成約しました~。

0円売却プランは、仲介手数料0円の代わりに囲い込みで売却するプラン。担当してくれたのは、真っ直ぐ不動産のメンバーであるREX(リクロス)の矢仲社長です。

今回はゆめ部長自身が売主さまの立場になって、真っ直ぐ不動産のサービスをまるごと体験してみました。その結果を報告します。

結果は…なんと!査定より高く売れて仲介手数料を約250万円節約!!

囲い込みをしたにもかかわらず、満額申込2組。売却後の手残りも増やすことができました。真っ直ぐ不動産の売却力が間違いなかったと確信できた売却体験でした。

売却データサマリー

項目内容
売却プラン0円売却プラン/仲介手数料完全無料
販売開始価格7,560万円
成約価格7,380万円
坪単価約360万円/坪
仲介手数料節約額250万1,400円
販売期間約3.5ヶ月(2025年5月3日〜8月14日売買契約)
内覧数6組
申込数2組(満額・競合)
問い合わせ数8組(SUUMO8組、at home0組)
リフォーム費用約38万円(税込)
担当REX(リクロス)矢仲さん
物件種別マンション(最上階・3LDK・東向き)
築年数築約8年

なぜこの記事を書くのか

人気物件なら仲介手数料を支払わなくても売れる!と、0円売却プランをオススメする側として、「本当にこのプランは売主さまの利益になるのか?」ゆめ部長自身で検証してみようと考えました。

仲介手数料が無料になっても、囲い込みされたら売れないんじゃないか?——その不安を、自分自身で確かめたかったんです。実際に売主さまの立場でこのプランを使ったとき、本当に不安を解消できているのか?もっと改善できる点はないのか?それを知りたかった。

そこで、矢仲さんに囲い込みをしてもらい、ゆめ部長は売主として動きました。そして、体験してわかったこと、反省したこと、改めて確信できたこと。この記事には全部書きました。

なぜ0円売却プランを選んだのか

真っ直ぐ不動産には3つの売却プランがあります。

  • 真っ直ぐ売却プラン:プロがオススメするAll-in-Oneプラン。囲い込みなし・レインズフル活用・他社広告OK(SUUMO・at home以外)で情報を最大拡散する
  • オープン売却プラン:囲い込みが「できない」システムを採用したプラン
  • 0円売却プラン:仲介手数料無料・100%囲い込みになる代わりに手残りを最大化するプラン

最初は「真っ直ぐ売却プラン」を検討していました。

でも、大手が分譲した大規模マンションで物件力が高く、流通性も十分。人気物件だから、他社に買主さま探しを手伝ってもらわなくてもSUUMOだけで買主さまを見つけられます。

0円売却プランは、まさにこういう物件のためのプラン。人気物件なら、わざわざ高い仲介手数料を支払わなくても売れる。それなら手数料を0円にして、手残りを最大化させた方がいい——そう判断しました。

物件の背景と査定・値付けの経緯

査定額の比較

売却前にAI査定を試してみました。

  • AI査定①:7,090万円
  • AI査定②(大手):6,511万円〜7,342万円
  • ゆめ部長の査定:6,980万円~7,180万円

ゆめ部長は宅建士として「取引事例比較法」で査定を行いました。取引事例比較法とは、直近の成約事例を坪単価で分析し、対象物件の条件(階数・方位・設備・状態)を加味して査定する方法です。

査定の結果、3カ月で成約できる価格帯の上限を7,180万円と算出。7,000万円は超えたいところですが、市況が悪ければ7,000万円を切る可能性もある——そんな読みでした。AI査定や一括査定の数字は根拠が見えにくいんですけど、取引事例比較法による査定には明確な根拠があります。実際、2024年の成約では6,000万円台の成約事例が多数登録されていました。

そのため、7,380万円の成約は、当初の想定を上回る結果だったのです。

嫁さんの値付けで7,560万円スタート

実は、販売価格を決めたのはゆめ部長の嫁さんでした。

売却が決まってから、嫁さんはSUUMOで近隣マンションをお気に入り登録しまくり。物件を見るのが完全に趣味になっていました。価格高騰を肌で感じていたため、ゆめ部長の査定上限+5%7,540万円を提案してきました。正直、それは強気でしょ…と内心思いましたけど、せっかく売却する覚悟を決めてくれたから従うことに。

トランプショック・金利上昇という逆風

販売を開始した2025年5月は、タイミングが決してラクではありませんでした。

トランプ大統領が各国に相互関税を発表した「トランプショック」で、4月7日には日経平均が前日比2,644円安の31,136円まで急落。株安で資産が目減りする中、日銀の利上げ路線で住宅ローン金利もジワジワ上昇——買主さまにとっては「買える価格帯が下がる」二重の逆風です。

この状況での約3.5ヶ月成約は、十分な結果だったと思っています。

販売準備:自宅だからできた「全部やる」戦略

販売開始までの徹底的な準備

今回の販売準備は、なんと、30時間もかかりました!

リフォームの打ち合わせから始まり、室内の装飾、写真・動画・VRの撮影と編集、夜間写真の追加、VRの追加撮影。そして、SUUMOとat homeの登録、販売図面の作成、アクリルボードに入れるアピールポイントを記載したスライドの作成まで。実験も兼ねて考えられることをやり切った結果です。

正直、自宅の魅力を知り尽くしている分、もっと早く準備できると予想していました。ところが、実際は逆。自宅だからこそ気づける点が多数あり、気軽に撮影できるため何度も撮り直してしまいました。

この経験で得た気づきは、今後の売却活動にも活かしていきます!

リフォーム内容(総額377,300円)

引き渡し後の4月21日〜24日にかけてリフォームを実施しました。

主な内容:

  • 各所リペア補修(床の凹みとシミ、建具の傷)
  • 網戸張替え×2枚
  • 換気レジスター交換×3か所
  • シャワーホース・ヘッド交換
  • エアコン逆止弁設置×3台
  • 床暖房リモコンのフタ交換
  • キッチンカウンター下クロス貼替(アクセントクロス)
  • ハウスクリーニング(バルコニー・浴室エプロン内・ディスポーザー・水回り含む)
  • エアコンクリーニング×3台
  • 鍵カバー交換(ICチップ入り)

築8年の物件でしたが、リフォーム後は見違えるほどキレイになりました♪

設備の残置・撤去の判断

エアコン3台とキッチンのカップボードは残置しました。夏の内覧では暑くてゆっくり内覧できないので、後で撤去することになったとしても残置するのが良いとの判断です。また、カップボードはキッチンの面材と合わせて購入したため、残置することにしました。内覧者に好評だったようです!

一方、カーテンは撤去してしまいました。これは反省点です。引っ越し先で使わなかったので残しておくべきでした。カーテンがあるだけで部屋の印象は変わりますし、買主さまにとっても初期費用が下がります。残置・撤去の判断も物件力に直結するんですよね。失敗しました。

写真・動画・VR・夜間撮影

納得いかない写真や動画は何度も撮り直しました。マンションの外観は4か所から写真と動画を撮影してベストカットを選んでいます。共用部分はすべて撮り切りました。自宅だから管理人さんや居住者に怪しまれない。これも自宅売却ならではのメリットでした。

夜間のライトアップされた外観は特に力を入れました。何度も撮り直して、ようやく納得できる1枚を撮影することに成功。ベストショットは、深夜2時にふと目が覚めた時に撮影した写真。月が良い感じにマンションの上に来て素敵な写真になりました。まぁ、怪しすぎますよね(笑)

ゆめ部長が夜間写真を掲載し始めてから、同じマンションの他の掲載でも夜間写真を見かけるようになりました。それだけ夜間写真のインパクトは大きいということ。写真の質は物件の印象を大きく左右するので、不動産会社・担当者を選ぶ判断材料の一つにしてください。

アクリルボード9か所設置

室内の各所にアクリルボードを設置し、物件のアピールポイントを記載しました。設置箇所は玄関・浴室・洗面室・トイレ・キッチン・リビングダイニングなど9か所です。

内覧に来てくれたお客さまは、営業マンの説明を聞きながら室内を回るより、自分のペースでじっくり見たい人が多いです。アクリルボードがあれば、物件の魅力を自然に伝えられますし、売主からのメッセージを添えれば「この家、大切に住んでいたんだな」という印象にもつながります。

嫁さんと一緒に地図を作った

大きな公園が5つあり、中規模の公園も近い環境。そして、スーパーは、西友・いなげや・サミット・オーケー・コープと充実していました。生まれたばかりの息子を小学2年生まで育てた経験を活かして、嫁さんと一緒にマンションを中心にした生活利便性マップを作りました。写真付きで地図に落とし込み、生活のしやすさを視覚的に伝えてみました。

安心材料の資料を全部用意した

分譲時のパンフレットや資料一式は綺麗な状態で保管していました。それをキッチンの上に並べ、さらに、以下の資料を印刷して用意しました。

  • 地盤サポートマップ:地震の揺れやすさ「ふつう」・液状化「低い」・土砂災害「なし」
  • ハザードマップ:浸水想定区域の範囲外
  • 羽田空港の飛行ルートマップ:飛行ルートから外れていることを確認
  • 地域危険度一覧表:ランク2(5段階評価。ランク2はリスク「低」に該当)
  • 大島てる:事故物件の確認。マンションおよび近くに対象物件なし

これらはすべてプラス評価になる情報です。内覧者が不安に思いそうなことを先回りして解消。購入検討を加速してもらえるように工夫しました!

共用部分の案内ルートを矢仲さんと一緒に歩いた

大規模マンションだからこそ、共用部分の充実度を実際に体験してもらうことが重要です。ゆめ部長が効率的な回り方を考え、販売開始前に矢仲さんと一緒に案内ルートを確認。レンタル自転車・宅配ロッカー・ゴミの出し方まで、何を聞かれても対応できるように準備しました。

特に工夫したのはゲストルームの活用です。このマンションは地下階の住戸がウチより広くて安いため、比較検討される可能性がありました。ただ、地下階は薄暗くて湿っぽく、カビのような臭いもあります。そこで、案内ルートにゲストルーム(地下階)を組み込み、地下の雰囲気を体感してもらうことで、自然と最上階の優位性を感じてもらえるようにしました。

もう1つ、売主さまへのアドバイスです。仲介会社だけで管理人さんへ挨拶に行くと警戒されることがあります。気難しい管理人さんの場合、最初の挨拶は売主さまも一緒に行き、「この人は私の売却をサポートしてくれる担当者です」と紹介するだけで対応が変わることがありますよ。

バス便の使い方を詳しく伝えた

バス便の情報も、住んでいたからこそ伝えられることがあります。

最寄りのバス停からは主要駅行きのバスが複数路線走っています。ほとんどの路線は遠方から来るバスですが、1つ前の停留所が始発になる路線が一部あります。これに当たると座れることも。時刻表をチェックして狙っていくといいですよ、と内覧時に伝えていました。

また、地下鉄の始発駅行きのバス便も使えます。始発駅なので100%座れる。通勤・通学で座りたい人にとっては大きなメリットですよね。

自転車置場の手配

販売中、駐輪場の空きはありませんでした。通常なら「駐輪場空きなし」と表記するしかありません。ただ、住んでいたからこそわかっていたのですが、引き渡し時にゆめ部長の区画を解約し、同時に買主さまが利用申し込みをすれば、そのまま1台分を確保できる可能性が高い。バス便エリアで電動自転車は必須ですから、「空きなし」で終わらせず、こういう工夫ができるならやった方がいいですよね。

内覧前の清掃リスト

内覧の2時間前には空気を入れ替えてエアコンON。清掃も終わらせ、快適に内覧できる環境を整えました。ゆめ部長が実際にやった清掃の全手順はこちらです。(近くに住む売主だからできたことですけど参考にしてください。)

  • 窓を全部空けて空気の入れ替え
  • 収納を全部開けて空気を入れ替える
  • キッチン天板・バルコニー笠木など手で触れる部分をクイックルワイパーで拭く
  • 網戸をクイックルワイパーで拭く
  • 窓ふき(室内・外)から拭きで拭き残しなし
  • サッシレールをクイックルワイパーで拭く
  • バルコニーの掃き掃除
  • トラップ水補給
  • スリッパの整理

売主さまにいつも「内覧前の清掃をしっかりやってください」とお願いしているんですけど、実際にやってみると1時間は必要だとわかりました。居住中の場合はさらに気を使うことが多く、お風呂の水滴を拭き取る、トイレは直前に換気する、洗濯機を回さない、洗濯物を干しておかない——生活感を消す作業が意外と大変なんです。

売却活動の全記録

販売開始〜最初の反響~内覧①

5月3日 販売開始

完璧な準備を終えて販売スタート!

5月5日 SUUMOに最初の反響

販売開始から2日。早速、お問い合わせが入りました。

5月6日 内覧①

30代夫婦。奥さまが妊娠中で、出産をきっかけに奥さまの実家に近い中央線沿線で物件を探していました。駅近のタワーマンションなども内覧済みで、良い物件が見つかれば購入したいという段階で3LDKを希望。

内覧時にはアクリルボードをじっくり見てくれていました。子育てしやすい環境と最上階の開放感が良かった!と評価してもらえたものの、予算に余裕があったため、駅近のマンションを購入されたみたいです。残念…。

5月13日 値下げ判断

反応が薄いため7,560万円から7,380万円に値下げしました。この時期、動きが悪かったんですよね。Xでも不動産が売れない…と嘆いている不動産屋さんのポストを数多く見かけ、ちょっと弱気になっていたんだと思います。

5月15日 SUUMO反響

23区内の大規模マンションに居住中の方からの反響。予算オーバーとのことで内覧には至りませんでした。でも、値下げしてすぐのお問い合わせでテンション上がりました(笑)

5月28日 競合物件が8部屋に増加

マンション内の成約がなく、新規登録が増えてライバルが一気に8部屋になりました。同じマンション内でゆめ部長の部屋を入れると9部屋が競合する状況。でも、差別化できているからドンッと構えて待つことができました。

5月31日 3組から反響

SUUMOから2組(1組は返信なし・1組は内覧見送り)、電話反響が1組。一気に3組からの問い合わせがあり成約の期待が高まっていた時期です。

内覧②〜④ 競合の中での戦い

6月1日 内覧②

30代夫婦。都内で売却物件と同じ会社が分譲したマンションに賃貸で居住中。奥さまが以前このエリアに住んでいたことがあり、環境重視で引っ越しを検討していました。マンションの雰囲気は◎。室内状況・設備は〇。敷地内駐車場の利用が△。LDの広さが△という評価でした。やはり、LDKが15帖ないのはネックになりますね…。結果、見送りになってしまいました。

6月15日 SUUMO反響・下の階が7,550万円で成約

23区内在住の方から反響。そして、下の階の部屋が7,550万円で成約しました。高い成約事例が出るとそれを最低価格にして、マンション全体の価格がどんどん上がっていくんですよね。新しく売りに出る部屋が高値だったら、ウチはチャンスになるよなぁ~と考えていたのを覚えています。

6月22日 内覧③

都内の賃貸在住の3人家族(30代夫婦と3歳くらいの息子さん)。敷地内駐車場がないのが残念とのことでした。好感触ではありましたが、他のエリアで探すことにしたとの連絡がありました。まだ内覧3組目でも、やっぱり少し焦りますよね。まぁ、ここは、いつもお客さまにアドバイスしている通り待つのが仕事だと割り切りました。

7月14日 内覧④

都内で賃貸居住中の20代後半の夫婦。新築マンションだけを見ていたけど中古も見始めた段階。別荘のような雰囲気のマンションを探していて、この物件の雰囲気がドンピシャでした。バス便であることと駐車場が空いていないことが気になるとのことでしたが、前向きに検討したいという反応でした。ところが、その後、連絡が途絶えてしまいフェードアウト(涙)

内覧⑤ 購入者との出会い

7月21日 内覧⑤

都内で賃貸居住中の30代夫婦とお子さんの3人家族。持ち家希望で探し始めたばかり。予算と環境を重視して探した結果、たどり着いてくれました。

探し始めて1件目だったそうですが、かなり気に入ってもらえました!!実は、内覧前に360°VRを何度も見て予習してくれていたのだとか。通勤途中や寝る前にスマホでVRを開いて部屋の中をグルグル見ていたそうです。動画やVRは何度でも気軽に見られるから、見れば見るほど購入意欲が高まっていくんですよね。

内覧後は周辺を散歩してから駅まで歩いてみるとのことで、当日は解散。その後も別日に学校まで歩いたり、駅周辺を散策したりして、このマンションをどんどん好きになってくれました。

分譲時のパンフレットや長期修繕計画などもPDFで提供していたので、いつでも確認できる安心感もあったと思います。「ここに住みたい。買い逃したくない。」——その決断につながったのではないでしょうか。

矢仲さんの対応について

矢仲さんの対応で特に助かったのは、内覧後の報告の質と頻度でした。

内覧が終わった後、矢仲さんは共用部分を丁寧に案内しながらお客さまと雑談をしてくれたんです。この時間に「実際どうでしたか?」という率直な感想を引き出してくれます。良かった点・気になった点・住宅ローンの状況・他に見ている物件。これらを生の声として報告してもらえるから、「この金額でいけるのか、値下げするべきか」という判断材料として使えました。

内覧の予約が入った際やキャンセルになった際もLINEですぐ連絡をくれました。さらに、売買契約も残代金決済もゆめ部長欠席で対応してもらえました。

真っ直ぐ不動産にとっては「あたり前」のサービスなんですけど、売主の立場になってみると、柔軟かつ誠実にサポートしてもらえるのはすごく楽だし安心感がありました。

2組が競合した結末

8月2日 購入申込(内覧⑤の方)

購入してくれたお客さまが来社。100万円引き7,280万円で購入申込が入りました。住宅ローンの事前審査が通ったら正式に1番手として扱います、という条件で申込を受け付けました。

8月8日 内覧⑥ → 満額申込

SUUMOからの反響で内覧。何度も買い逃しているため即断即決で満額申込をしてくれました。1番手がいるため、1番手が買い上げなかった場合に繰り上げになることを説明しましたが、満額なのに1番手にならないことに不満そうな印象だったそうです。

正直、最初に申込をしてくれたお客さまには、価格の買い上げ交渉はしないことも考えました。でも、どちらも購入意欲が高く、内覧も増えていた。きっと、満額でも決まるだろうという結論になりました。そこで、申し訳ないと思いながらも、買い上げ交渉をさせてもらったわけです。

結果、1番手の内覧⑤の方が7,380万円で買い上げて成約。正直、ホッとしました。

このように囲い込みをしても、物件の魅力をしっかり伝える努力を積み重ねれば、満額での申込が2組入ることも十分あり得ます。仲介手数料を節約しながら納得価格での成約を勝ち取ることができました!

8月14日 売買契約成立

8月21日 住宅ローン本審査承認

9月23日 現地立会

10月6日 残代金決済・引き渡し

マンション内のライバルで起こっていたこと

居住者として、そして宅建士として観察し続けた記録を残しておきます。

囲い込みの疑いがあった部屋

ある部屋の販売図面の備考欄に、こう書かれていました。

「購入申込み受付中。弊社一括紹介サービス利用のため、売主さまの希望により購入申込みに対する結論が期間満了後となる場合があります。詳しくは担当までご連絡ください。」

なお、取引状況は「公開中」でした。

これは、オークションを実施していたのだと思います。情報を公開して1番条件が良かった買主さまが交渉権を得る…というものです。通常、不動産仲介会社がつながりのある買取業者に声をかけるため、個人の買主さまが入ることはありません。おそらく、これで決まるのがBEST。決まらなかったとしても、この文章を書いておくことで他の仲介会社が内覧するのを妨害することができてしまいます。つまり、囲い込みが疑われるということですね。

状況を追っていたところ、取引状況が「申込あり」の表示になり、2〜3週間そのまま放置。その後、取引状況が「公開中」に戻っているのを確認しました。安い購入申し込みとは言え申込書が入ったのは事実でしょう。だから、取引状況を「申込あり」にできてしまうわけです。取引状況を『申込あり』にしてしまえば、他の仲介会社は内覧の問い合わせを控えてしまいます。

売主さまに何もメリットがない囲い込みは許されません。囲い込みの手口について詳しく知りたい方はこちらの記事をご覧ください。

販売図面を登録しなかった部屋

レインズに販売図面を登録していない部屋が2部屋ありました。しばらく売れないと、ようやく販売図面を登録していました。

これは「囲い込みをする宣言」に等しい行為です。販売図面の登録を忘れることはまずありません。「他社に物件情報を見せたくない」そんな意図があると考えるのが自然ですよね。

売主さまはレインズ登録証明書を使い、レインズの登録内容をチェックすることができます。ぜひ、この記事でチェック方法を学んでおいてくださいね。

引き渡しまで時間がある部屋の末路

同じマンション内に、引き渡しが1年近く先の部屋がありました。住み替え先の新築戸建が完成するまで時間があるため、相場より10%以上高い価格で売り出していたんです。

「時間があるから強気でいける」——そう考えたのかもしれません。でも結果は、売れずに徐々に値下げ。途中で不動産会社も変わり、最終的にはだいぶ値下がりしていました。

引き渡しまで時間がある売却は、一見有利に見えますが、実はリスクが高い。長期間売れないと不動産会社にとっては「集客のための物件」——問い合わせを集めるためのダシに使われるだけになってしまいます。今回の観察で、それをあらためて実感しました。

高値の新規物件が出るたびに価格が上がっていった

新しい部屋が売りに出るたびに、マンション全体の売り出し価格がどんどん上がっていきました。大手のAI査定も値段がぐんぐん伸びていくんですが、AI査定は販売中の物件価格に連動して上昇しているだけ。部屋の階数・方位・状態・リフォーム履歴といった精度の高い情報を共有できない以上、適切な査定ができるわけがありません。

売り出し価格と成約価格は別物。自分の部屋の条件を冷静に見極めることが大切です。頭ではわかっていても、実際に周りの価格が上がっていくのを見ると、ゆめ部長でさえ「ウチもいけるんじゃ…」と一瞬思ってしまいました。自宅売却では冷静さを見失いやすい。これは身をもって体験しました。

売りづらい部屋の特徴と、ライバルに勝つためにやったこと

大規模マンションでは、階数や位置によって住環境が大きく変わります。低層階や共用部に近い部屋は、どうしても騒音や人通りが気になりやすい。こうした部屋は価格に正直に反映させないと、売却が無駄に長引く傾向がありました。

ゆめ部長の部屋は最上階だったため、こうした問題とは無縁。内覧時には「最上階は廊下の騒音がなく、低層階とは住環境がまったく違います」と、住んでいたからこそ伝えられる実体験を伝えました。販売図面やSUUMOの写真だけではわからない情報で、ライバルの部屋との差別化ができたと思います。

室内写真がない部屋があった

今回、レインズに登録されていたライバルの部屋をチェックしたところ、ほとんどの部屋で販売図面に室内写真がありませんでした。大手でも外観写真と間取図だけという、手抜きとしか思えない販売図面もあったんです。でも、SUUMOや自社のWebサイトには室内写真を掲載している…。

なぜこうなるのか?それは、レインズを通して他社が買主さまを見つけると片手仲介になるからです。販売図面を魅力的に作り込むほど、他社経由で決まる可能性が高まってしまう。つまり、販売図面を手抜きにすること自体が、”弱い囲い込み”だとゆめ部長は考えています。レインズに登録しているから囲い込みじゃない——とはならないんです。

写真は物件の第一印象を決めます。販売図面に室内写真がないということは、売主さまの物件を本気で売ろうとしていない証拠だと思ってください。

成約価格を振り返る

嫁さんの値付けは正しかった。

査定上限7,180万円に対して、嫁さんが主張した販売価格は7,540万円。正直、強気すぎると思いました。でも、今となっては7,540万円でも売れたと思っています。

相場が上昇している局面では、査定額より高値でチャレンジする価値がある。目安は査定上限の+5%。成約までにかけられる時間と相談しながら判断するのがいいと思います。

ただし、相場が下降・停滞している局面では、査定額を信頼して販売することを強くオススメします。相場観の読み間違いは、時間と価格の両方を失いますから。

プロの査定がSUUMO大好き嫁さんに負ける…。悔しいけど、さすがです(笑)

ちなみに、ゆめ部長の部屋は幼稚園に隣接していたため、同じ東向きの部屋と比べても条件的には不利でした。分譲時の価格設定も他の部屋より抑えられていたほどです。その条件で7,380万円の成約ですから、十分な結果だったと思っています。

0円売却プランについて改めて考えたこと

今回の売却で改めて実感したのは、仲介手数料が無料だからこそ、価格交渉に余裕が生まれるということでした。250万円の仲介手数料がかかっていたら、値下げ交渉に対してもっと追い詰められていたかもしれません。仲介手数料0円という安心感が、強気の価格設定を支えていたんです。

「レインズに載せないと高く売れないんじゃないか?」——そう思う方もいるかもしれません。でも、物件力を高め、魅力をアピールする写真・動画・VRを準備して、しっかり情報を拡散させれば、SUUMOだけでも満額申込が2組入ることを今回証明できました。

0円売却プランで仲介手数料250万1,400円を節約しながら、競合成約を実現。手残りは確実に増えました。改めて、0円売却プランの強みを実感した売却でした。

やればやるほど物件力は高まると実感した

準備に時間をかければかけるほど、物件の魅力が引き出せました。売主さまにいつも「準備が大事です」とお伝えしているんですけど、自分でやってみて、その言葉の重さを改めて実感しました。手間を惜しまないでほしいです。その分だけ、成約価格に跳ね返ってきます。

そして、自分が売主になって初めてわかったこともありました。SUUMOのPVが気になって毎日チェックしてしまうんです。嫁さんも同じでした。

「毎日見たくなっちゃうから、販売中の売主さまも絶対に知りたいはずだよ」

——この嫁さんの言葉がきっかけで、販売状況をリアルタイムで確認できる売主さま専用のログインページを導入することを決めました。売主さまの気持ちは、自分が体験したからこそ本当によくわかります。

だからこそ、売主さまにお願いしたいことがあります。分譲時のパンフレット・管理規約・リフォーム履歴など、物件に関する資料はすべて集めておいてほしいです。資料が揃っているだけで買主さまの印象は大きく変わります。そして何より、売却チームのリーダーとして動いてほしい。買主さまが快適に内覧できる環境を整えること。それが成約価格に直結します。ゆめ部長はそのサポートを全力でやります。

売却前に準備しておくことについて、詳しくはこちらの記事で解説しています。

よくある質問

Q1. 0円売却プランでレインズに登録しないのに、本当に売れますか?

はい、売れます。今回の自宅売却がその証明です。SUUMOへの掲載と徹底した物件力の向上で、約3.5ヶ月6組の内覧・満額申込2組の競合成約という結果を出しました。レインズに登録しない分、物件の魅力で勝負することになります。

Q2. 仲介手数料が無料だと、担当者のやる気が下がりませんか?

いいえ、下がりません。0円売却プランは、買主側から仲介手数料をいただく仕組みです。担当者の報酬が減るわけではありません。実際、矢仲さんのサポートは本文で紹介した通りです。0円売却プランだからといって手を抜く場面は一切ありませんでした。

Q3. 準備にそんなに時間をかけられない場合はどうすればいいですか?

安心してください。30時間というのは、ゆめ部長が実験も兼ねてやり切った結果です。写真・動画・VRの撮影はプロが担当しますし、アクリルボードの内容もサポートします。売主さまにお願いしたいのは、清掃と残置・撤去の判断くらい。それだけでも物件力は大きく変わります。

まとめ

今回の売却で確信できたことがあります。

0円売却プランは、本当に売主さまの利益になる!!

仲介手数料250万円を節約しながら、囲い込み状態でも満額申込が2組入る競合成約を実現できました。丁寧な準備と正直な情報提供。この2つがあれば、物件の魅力はちゃんと伝わります。

宅建士として20年間、売主さまの立場で動いてきたつもりでした。でも、自分が売主になってみて初めてわかったことがたくさんありました。これからも、売主さまに同じ体験をしてもらえるよう、準備の伴走をしっかりやっていきます。

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